フリーランス看護師の働き方としてトラベルナース（応援ナース）が注目されています。
ドラマ化されたことでも認知度が上がりましたね。
似たような働き方で派遣看護師がありますが、この2つの違いはご存じでしょうか。
実は、給与の受け取り方や今後のキャリア形成など細かいところに違いがあるんです。
そこで今回は、トラベルナースと派遣看護師の違いや、どんな人におすすめなのか解説します。
トラベルナースは派遣看護師よりも高収入が見込める
派遣看護師は時給制で、派遣会社と契約して病院へ派遣されます。
一方でトラベルナースは、応援先の病院との契約になり、月給制です。
そのため、夜勤手当など各種手当が付与され、残業が発生すればさらに上乗せされます。
また、応援に行くための引っ越し費用は契約した病院の負担してくれます。
トラベルナースは離島地域や人手不足の病院に応援に行くため、業務が忙しいことが予測されるでしょう。
その分給料は高く設定されており、平均して月40万前後の支給額である病院が多いです（筆者調べ）。
以上のことから、派遣看護師と比較するとトラベルナースのほうが高い収入を見込めます。
トラベルナースは転職しやすい
トラベルナースは応援先との契約期間を満了すると、正規雇用のお誘いを受けることがあります。
合わないなと思ったら断れますし、ここが良いと思ったら正規雇用に切り替えることが可能です。
また、別の病院や施設に転職したいと思った時に、臨床経験として評価されやすいことも転職しやすい理由の一つです。
具体的には、人手不足の環境にヘルプとして配属される形なので、派遣看護師よりも広い業務を担当します。
結果として、自分のスキル向上にもつながり、転職でアピールしやすくなります。
高収入で様々な診療科を経験でき、さらには将来にも活かせるスキルが磨けるのはとても魅力的ですね。
トラベルナースがおすすめの人
おすすめの人は、短期間で高収入を得たい、人間関係を気にせず働きたいという方です。
トラベルナースは長くても半年の契約で、人間関係に長い間悩むことはありません。
また、やりようによっては日本各地を数か月単位で移動するので、新しい刺激を得られます。
高収入かつ、自由度の高い働き方なので、まさにフリーランス看護師になりたい人にもピッタリです。
ただし、業務が忙しくなることは覚悟しておく必要がありますね。
一方、派遣看護師が向いている人は、プライベートの時間が欲しい人、夜勤をしたくない人です。
派遣看護師は、契約ている派遣会社からサポートを受けながら働けます。
非常勤の希望や、夜勤はNGという希望を派遣会社を通じて派遣先に申し出をすることが可能です。
子育てをしている方や、ブランクがあるけどゆっくりスキルを戻したいなど柔軟に働きたい方は派遣看護師がおすすめといえます。
まとめ
トラベルナースのイメージとしてはバリバリに働く派遣看護師といったところでしょうか。
看護師の悩みとして多い、給料が低い、人間関係が辛いという悩みを見事にクリアしているのがこの働き方です。
また、いろんな地域へ行くことで、新鮮な刺激を受けられるのも魅力です。
トラベルナースは転職サイトが取り扱いに力を入れ始めている分野なので、ぜひ利用するとよいでしょう。
トラベルナース・応援ナースの実体験
応援ナースの経験が5年ある方の実体験も参考にしてください。
記事はこちらです→【応援ナースの働き方とは？】メリット・デメリットを実体験で紹介
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